好日・東京支社ノ歌会(2020,10,2)
ドアを開けると、すでに2人いて会話していて懐かしい風景。会いたかったー。8カ月ぶり。 これまでどおり、ひとり3首をプリントしたものを配り、板書したりして始める。 まるで先月もその前も歌会があったかのようにあれこれ批評しあ… もっと読む 好日・東京支社ノ歌会(2020,10,2)
ドアを開けると、すでに2人いて会話していて懐かしい風景。会いたかったー。8カ月ぶり。 これまでどおり、ひとり3首をプリントしたものを配り、板書したりして始める。 まるで先月もその前も歌会があったかのようにあれこれ批評しあ… もっと読む 好日・東京支社ノ歌会(2020,10,2)
この春を死無型転無憂医流水(シンガタコロナウイルス)と書きて「自粛」を私より消す// 「面会の禁止」つづけど夏帽子かぶれば母と語らう心地す// さまざまの形のマスク生まれるは「まだ生きたい」という意思表示// 信号を待… もっと読む 短歌:2020-8マスクを外す
日の斑にいつも見とれてしまう。こういうことは「不要」なことではない、むしろ〈生命維持に必要〉なことだ。 見ているうちにいつも「好日」の米田登先生の歌が降りてくる。 《 かなしみに溺れきれねば葉桜の陰を来たりて日の斑にまみ… もっと読む 「不要」ではないことども
《エール》// 肩甲骨を左右に開き緩めおく 羽がいつ生えてきてもいいように// 今日一つ「恋人つなぎ」の語彙増えて心現れた手ばかりを見つ// オレンジは斜めに切るのこうしてね切り口がほらはなびらになる//(故山本雅子の声… もっと読む 短歌:好日2020年4月号より
「好日」4月号が届いた。中野照子追悼特集号である。400字以内ということで私も書かせていただいた。しかし自分の文なのに読みにくい。 もちろん長ければ思いが伝わるというものではないが、あれもこれも書きたい思いばかり溢れて、… もっと読む 中野照子先生追悼文
《音なふ》// 兄弟がひとり足りない不可思議の空間残る兄の三回忌// 行き先の天空橋という駅のその先の先 虹たつところ// 大切な人の声とはなつかしき過去形ならず今を「音なふ」// 初春の光のもとで開く本の青色のインク… もっと読む 短歌:好日2020年3月号より
《五年前のマフラー》 《母の記憶ひとつ消えしか「弟が死んだそうだ」と言うようになる》 《ちょっと世間を眺めてくると腰掛けを抱えて母は庭へおりゆく》 《母の言う世間とはやがて去るこの世「アーナンダよヴェーサーリーは楽… もっと読む 短歌:2020年2月号より
13時から15時まで。ひとり2、3首プリントして批評。ボードにいつも書くYさんは、ノート忘れた、思い出せないと言う。他人事とは思えません。 余計な言葉を削って、いつも同じような批評だけど、自分の歌は見えないから仕方なし。… もっと読む 好日東京支社歌会(2020年2月)
「好日」2020年1月号は私は欠詠。まるでそれを見透かしたように、先生がわたしのことを1月号で詠んでくださっている。 先生は去年11月に逝かれた。発破をかけられている心持ち。 年に3回ほど、九州に介護帰省する折に、ここ3… もっと読む 中野照子の歌(好日2020年1月号)
新年歌会と書けば華やかなイメージだけどメンバーは4人のみ。 遠くの伊勢丹より近くのコンビニ、お弁当を予約しておいた。 値は張るけど「新年だし、いいんじゃない」、食いしん坊の了解も得ていたので二段重を受け取っていそいそ地域… もっと読む 20.01//好日東京支社歌会