「好日」東京支社歌会23-1
4人全員が揃う。最高齢は男性で91歳。コロナ禍のこの時期に歌会を持てる。それ以上に顔を見て話せることがこの上なく嬉しい。 いつものように1人3首出して批評する。無記名であっても4人だけなので誰の歌かはわかる。 表現が伝わ… もっと読む 「好日」東京支社歌会23-1
4人全員が揃う。最高齢は男性で91歳。コロナ禍のこの時期に歌会を持てる。それ以上に顔を見て話せることがこの上なく嬉しい。 いつものように1人3首出して批評する。無記名であっても4人だけなので誰の歌かはわかる。 表現が伝わ… もっと読む 「好日」東京支社歌会23-1
終わったら高揚感というより、いま「コロナ禍」の只中にあるせいか、むしろ静寂感漂う時間がやってくる。 あまり声が響かない今日のようであってもまた変わるだろうとそれ以上は考えない。 一喜一憂せず、できれば(できないから書いて… もっと読む 合唱のあとの静寂感
《カギカッコはずしてやれば日が暮れてあの街この街みんな夜の街》 東京新聞夕刊(8/31)「つぶやく短歌」より// コロナの感染者問題で、蔑視に近い「夜の街」発言に強い違和感をワタシも感じて、「夜の街」から「」を外すと詠ん… もっと読む 2020年8月晦日,俵万智の歌
原稿の締め切りが迫っている。数としてはあるが出せるまでに至っていない。 原稿は字の練習と思って万年筆を使っている。清書して、先生に手紙も書いて、、、というところまで仕上げるつもりで出て行ったが、、、 推敲しても推敲しても… もっと読む 清書しに行ったけど
脊柱 // 暑い日は空調を消し目を閉じてランゲルハンス島へ避難せよ// 墓参りせぬ八月の盂蘭盆は「拝み洗い」で米を研ぐなり// ふるさとの水の流れの音のように脊柱いつも清らかにあれ// 干からびた蚯蚓(みみず)つぶれた油… もっと読む 短歌:好日2019年10月号より
窓の外側 // 《 見かけなくなった九階のあの人の郵便受けが塞がれている 》// 《 ひかりよひかり水に来て水はかがやき人に来て濃淡のなき影を見さしむ// (改) 《 ひさかたのひかりのどけく人に来て意思にあらざる影を見… もっと読む 短歌:<好日>2019年9月号
《ご飯あるかしら》// 高層のビルを消しさる六月の煙雨うつくし霧消いざなう// てのひらは大切直接言えなくて口をおおっておまえに放つ// 一千百一七メートル地下からの水というボトルの水はうましも// ご飯まだあるかしら明… もっと読む 短歌:<好日>2019年8月号
詠う。身に添うと思えるまで言葉を探す。砂浜で砂をかき出すように掘り進んでいくと、 砂の底に水が滲み出てくるように言葉が現れる瞬間がある。こんまり流に言うなら息を吸う瞬間である。 一曲に向き合う。言葉はもともとそこにあるだ… もっと読む 詠う・歌う
八月に入る前からずっとのしかかっている重圧、「短歌時評」を書くストレス。こころは脆い。 それに押しつぶされずに、合唱に行く、レッスンに行く精神的余裕がありますようにと、まるで人ごとのように祈る気持ち。 捗っていないときに… もっと読む 八月が来る
ひかりともなう// 山川の流れに沿えるやまざくら水に乗るさま根に帰すごとし// 1輌目に置き忘れたる文庫本 小骨となりてまだ喉にある// 〈自らを苦しめたがるわたくしの物思い〉重いマラルメの思い// その幹に目のような瘤… もっと読む 短歌:好日2019・7月号