歌う, 詠う(短歌)

詠う・歌う

詠う。身に添うと思えるまで言葉を探す。砂浜で砂をかき出すように掘り進んでいくと、

砂の底に水が滲み出てくるように言葉が現れる瞬間がある。こんまり流に言うなら息を吸う瞬間である。

一曲に向き合う。言葉はもともとそこにあるだけに、はっきりしたイメージが要求される。

音・からだ・言葉がつながるために、より「からだを割る」必要がある。

と内田樹の言葉を借りるのはたやすいが、、、さあ大変。。

シカシココデノタイヘンハタノシミナガラネトイウコトデモアル。

言葉をさがすこと、もともとある言葉をイメージし膨らませること、〈詠う・歌う〉はこんなにちがうのか、今まで考えもしなかった。

書くノルマで訳もわからず集中していたら、こういうところまで来てしまった。意識、無意識、両方が関わっている。

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〈森の径〉の染井吉野。曲がる、ねじれる、大きい虚がある

虚がだんだん歪んだ顔に見えてくる