詠う(短歌)

短歌:<好日>2019年8月号

《ご飯あるかしら》//

高層のビルを消しさる六月の煙雨うつくし霧消いざなう//

てのひらは大切直接言えなくて口をおおっておまえに放つ//

一千百一七メートル地下からの水というボトルの水はうましも//

ご飯まだあるかしら明日はデイに行く日かしらご飯炊いてあるかしら//

六人姉妹の祖母たちの名をゆびおりて数える母がまた引っかかる//

曽祖母のお唯ばあさま貴方の子の子の子の子の子の名は唯ですよ//

・・・・・

改作もある。母の言葉は方言にしないとしっくりこない。。

・・・・・

新宿コズミック通り。車道を歩いて戸山公園大久保地区へ。向こうの自転車も並んで走れるほど車はほとんど通らない。

家からも見えるビル、名は知らない

スポーツセンターの入り口、蝉が2匹・・・

戸山公園大久保地区、ここから5分ほどで高田馬場駅