短歌:2023-5「呼吸」
⬆️野口謙蔵画伯の「好日」表紙絵 ・ 天と地の間(あわい)にゆるくゆらぎつつ呼吸する樹よまっすぐ伸びよ// 樹木よりいただく息を足裏が心以上に感受している// 根を生やし立つ木のように大地より息取り入れて歌声となれ// … もっと読む 短歌:2023-5「呼吸」
⬆️野口謙蔵画伯の「好日」表紙絵 ・ 天と地の間(あわい)にゆるくゆらぎつつ呼吸する樹よまっすぐ伸びよ// 樹木よりいただく息を足裏が心以上に感受している// 根を生やし立つ木のように大地より息取り入れて歌声となれ// … もっと読む 短歌:2023-5「呼吸」
⬆️紫陽花 ・ 相手の表情、反応が見られないもどかしさよりも、ネット上でぎこちなさはあっても、言葉をやりとりする心地よさのほうが勝る。 よりよい歌にするために、表現を磨くために一首ずつ言葉を俎の上に乗せて(表現よくないか… もっと読む Web歌会2023年5月
「神田川は浅くて水が清んでいるので、水面ではなく水の底に鯉のぼりの影が見える」と話してくださった俳人で「好日」で歌も詠まれるK氏。 高田馬場駅から2、3分で行ける神田川。歌会の会場の裏なので見に行ってから「お昼」にしまし… もっと読む 「好日」東京支社歌会’23-5
母と私の味噌汁の味噌を溶いていた2019年冬がきらきら// 生きものとしてゆるやかに衰えて母はにこにこ死へ向かいます// 一身を挺し生きかた死にかたをにこにこ見せているような母// 喜びは母の身体に残るだろう「正月にまた… もっと読む 短歌:2023-4「春麗」
⬆️花水木と山手線(高田馬場駅) ・ 去年のいつ頃からだったか、それまで午後の始まりだった歌会が午前中になった。 歌会後のランチが楽しい、笑い合って濃い時間だ。 92歳の誕生日を迎えたばかりの万年青年は短歌よりも俳句歴が… もっと読む 「好日」東京支社歌会2023-4
🌸 さくら さくら ひとひ ながめて ゆうぐれて 身より はなびら色の 息 出(い)ず 🌸 * ひとひ(一日) * 2018年頃の作かと思う。母と橋の上で眺めた日であったような気もするし、新宿のいつもの場所だったような気… もっと読む ひとひ眺めてゆうぐれて
はだかぎの冬の大公孫樹(おおいちょう)そのままのあなただろうか真っ直ぐ静か// 古里が賑やかだったころの声 山川(やまがわ)きらきら光きらきら// 古里は人まばらにて声聞かず 山川さらさら光さらさら… もっと読む 短歌:2023-3「観戦」
⬆️2月26日17:59 ・ 生日の南無不可思議光(なむふかしぎこう) 永遠かいま一瞬か「法輪」回る// 大公孫樹(おおいちょう)のさらなる先の青空を見上げつつ吸う息が広がる// 櫟(くぬぎ)の木の幹を音なくながれいる線… もっと読む 短歌:2023-2〈一本と一人〉
⬆️18日 17:25 ・ 年4回あるweb歌会の日。 6人だけ。それはそれで良さがある。 一方で沈黙の時間が長くなりそうでついいらぬことを書いてしまうということあり。 多いほうが視点、言葉も多く、考える余裕も生まれる気… もっと読む web歌会(2023-2)
⬆️17:38(2/9木曜日) ・ 朝から雪。しかし彼女はなにがなんでも来るに違いない。 今月は歌会の内容を誌上に載せる当番に当たっているのだ、書いて送るのは彼女の担当。 早稲田駅まで行くには気持ち遠い…バスを待つ時間は… もっと読む 「好日」東京支社歌会23-2