詠う(短歌)

短歌:「好日」2023-7〈夢を見た〉

言葉なきものはしずかでいられるか千鳥ヶ淵の葉桜の下//

夢を見た 遊歩の橋を渡りつつ母と見上げたさくらの夢を//

何をしても悲しいときのおまじない亡くなった人が会いに来ている//

「面会は硝子戸越しです申し訳ありませんけどまだできません」//

息により歌を生みだす身体を軽くするために泣き声も生む//

歳とった証ではなく経しことの悲しみだろう「まあるくなった」