ひとひ眺めてゆうぐれて
🌸 さくら さくら ひとひ ながめて ゆうぐれて 身より はなびら色の 息 出(い)ず 🌸 * ひとひ(一日) * 2018年頃の作かと思う。母と橋の上で眺めた日であったような気もするし、新宿のいつもの場所だったような気… もっと読む ひとひ眺めてゆうぐれて
🌸 さくら さくら ひとひ ながめて ゆうぐれて 身より はなびら色の 息 出(い)ず 🌸 * ひとひ(一日) * 2018年頃の作かと思う。母と橋の上で眺めた日であったような気もするし、新宿のいつもの場所だったような気… もっと読む ひとひ眺めてゆうぐれて
はだかぎの冬の大公孫樹(おおいちょう)そのままのあなただろうか真っ直ぐ静か// 古里が賑やかだったころの声 山川(やまがわ)きらきら光きらきら// 古里は人まばらにて声聞かず 山川さらさら光さらさら… もっと読む 短歌:2023-3「観戦」
⬆️2月26日17:59 ・ 生日の南無不可思議光(なむふかしぎこう) 永遠かいま一瞬か「法輪」回る// 大公孫樹(おおいちょう)のさらなる先の青空を見上げつつ吸う息が広がる// 櫟(くぬぎ)の木の幹を音なくながれいる線… もっと読む 短歌:2023-2〈一本と一人〉
⬆️18日 17:25 ・ 年4回あるweb歌会の日。 6人だけ。それはそれで良さがある。 一方で沈黙の時間が長くなりそうでついいらぬことを書いてしまうということあり。 多いほうが視点、言葉も多く、考える余裕も生まれる気… もっと読む web歌会(2023-2)
⬆️17:38(2/9木曜日) ・ 朝から雪。しかし彼女はなにがなんでも来るに違いない。 今月は歌会の内容を誌上に載せる当番に当たっているのだ、書いて送るのは彼女の担当。 早稲田駅まで行くには気持ち遠い…バスを待つ時間は… もっと読む 「好日」東京支社歌会23-2
⬆️16:20 ・ 兄の死を告げぬまま五年のごまかしは母の笑顔を壊さずにすむ// 合掌する母の笑顔と呼応して告げぬうしろめたさが明るい// 訃報読みて出る溜息の愛(かな)しさは溜め込まず生きていくための息// 立ち止まり… もっと読む 短歌:2023-1〈呼応〉
4人全員が揃う。最高齢は男性で91歳。コロナ禍のこの時期に歌会を持てる。それ以上に顔を見て話せることがこの上なく嬉しい。 いつものように1人3首出して批評する。無記名であっても4人だけなので誰の歌かはわかる。 表現が伝わ… もっと読む 「好日」東京支社歌会23-1
・ 彼岸前の千鳥ヶ淵の葉桜の鬼哭啾々(きこくしゅうしゅう) 吾(あ)を歩かしむ// 冷たさはわけなくさびし秋雨が生きもののように窓越えてくる// とうとつの秋のつめたき雨のなか寂しきものの一つ「ゆふやみ」// なめらかに… もっと読む 短歌:2022-12〈ゆふやみ〉
⬆️夕陽が上の方に残っている。 ・ 歌会は何十年も午後からだったが、午後が取れなかったりして今は10時半から始まる。人数が少ないので1人3首出しても12時前に終わる。 ゆっくりとランチの場所に移動する。ジュースとビールで… もっと読む 「好日」東京支社の歌会
これだけの本があるのに欲しいのはたった一冊 目が回りそう 地下駅の長い階段上り来て地上あたらしほんものの風 夕暮れの楠(くす)をそよがす風生(あ)れてごはんだよぉぉ呼ばるる心地 地に足をつける暮らしであるような錯覚よけれ… もっと読む 短歌:2022-11 「秋の音」