変化するにちにち

望海(のぞみ)へふたたび

外に出て五分くらいすると圏外表示が消えるけれど、家に入ると必ず圏外に戻る。今朝は寒さがこたえる。今の隣の室温は7度、台所はさらに低い。
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14日、新聞を見ていた母が、
「マラソンがあらい(マラソンがあるよ)」
と言って延岡マラソンを見ている。
「勝負しごだおもしとがで(勝負するのは面白いから)」
と、マラソンが終わると競馬を見て興奮、このエネルギーには圧倒されっぱなし。

夕食をいもうとと母と三人で外で、となる。飲み会に行ったとはいえ、息子なしで、嫁さんと三人だけでの食事は贅沢と思っているのか、
「S(息子の名)が銭(ぜん)のひっちごで(使っての強調)、あっが食げ行っつだっじゃっどが(あんたが食べに行くと言ったんでしょう)、etc.」と、ぶつぶつの度合いをはるかに超えている。いもうとが迎えに来ると平静。

書けるだけまし、大変なことは書かない、書くと息苦しく感じる。

店に入ると一転、上機嫌。海がきれい、眺めがいいを連発。一番眺めのよい南側の窓側はすでに満席。西側でもすぐ下に海が見える。
いもうとと二人でおしゃべり。大いなる開放感。
「わがいでゆっくいすいが(家でゆっくりしよう)」と母。
帰っていもうとも10時近くまで話し込んで久々に明るい家。

「こらいっちょん寝いでげん、茶は飲まなったいどん(全然眠れない、茶は飲まなかったのに)」、実際は二杯飲んでいる。11時。
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15日、お昼のあと、
「きにゅ、食だどごや、ないつどごいじゃったが(きのう、食べたところは何というところだったか)」、「あん暦いけーどってくーれ(あのカレンダーに書いておいて)」。
よほど気に入ったようである。