— 母とともに(介護帰省・鹿児島) —
14日①病室・午後
午後、病院から1月分の請求書を受け取る。母が見入っている。費用が安いと安心したようで、弟の名を出して、 「〇〇い(弟に)こよ見せっくれ。わがいにゃ戻らんつわいだ、ここが良がつわいだち言でくれ」 弟には遠慮があるのか私に頼… もっと読む 14日①病室・午後
午後、病院から1月分の請求書を受け取る。母が見入っている。費用が安いと安心したようで、弟の名を出して、 「〇〇い(弟に)こよ見せっくれ。わがいにゃ戻らんつわいだ、ここが良がつわいだち言でくれ」 弟には遠慮があるのか私に頼… もっと読む 14日①病室・午後
10時半頃に行くと母は、「もいっき、めいの時間じゃっで、うったっとっとよ」(もうすぐ、ご飯の時間だから、準備しているのよ)と、靴を履いてベッドに腰掛けていた。 皆で揃っての食事が、「たなしゅんじゃっ(楽しみだ)」「といな… もっと読む 3人は明るい
ホテルは快適と思う自分に驚いている。2月の実家の寒さ、風呂など諸々を考えなくても済む、そのことできっと快適でいられるのだ。 母もこれから状況が変わるだろうからと思いきってもう一泊追加、心残りのないように。 病院では決まっ… もっと読む 母の言の葉
今日、母の言葉を聞いて覚悟が必要との思い。 母とこうして会話をすることは、実家ではもうないだろうけど悲愴感はない。それは母が望んでいること。 病院ではあってもここを、〈ごぐらっじゃっ(極楽だ)〉と繰り返している。時々、病… もっと読む 寂しさと安堵感
1/19日(月曜日)はみつえさんに会える日。先週、雲に親の幻を見ながらみつえさんが「ととん…かかん…」、「ととんかかん」(ととんかかん→父さん母さんの註あり)と言っていたように今、子であるペコロスも同じように雲に父母を見… もっと読む ♢「続・ペコロスの母に会いに行く」(14) ♢