詠う(短歌)

短歌:2022-4《ただいま》

「ひかり」から「さくら」に座り九州で「つばめ」に出合う乗って行こうか//

乗務員交代告げるアナウンス「さくら」にて聞く九州なまり//

熊本を過ぎる頃より水音に包まれるここちす水俣はもうすぐ//

水俣を出水を過ぎて川内へふるさとはよき水の音する//

ただいまと黙して言えり母住まぬ家にではなく川原に向きて//

元屋敷を片方(かたえ)に墓へ向かう道「いいところだった」その声は兄//

「好日」2022年4月号より

一部を改作してあります

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⬇️新宿イーストサイドスクエア。天井のような軒、前方の柵のある軒も歩けるようになっている。

⬇️ここも同様に上は広場で軒を兼ねています(同じことばかり何回も書く粘着質)。しかしまことに心地好い「場」です。