変化するにちにち

お寺つづき

風が少しあり寒いが晴天、昨日の濁りは黄砂だと確信できるほど今日は空気が澄んで爽快。
「お寺に行って『あげめ』をしてくれ」と母に頼まれて、従姉妹と行った寺とは別の、母が所属する寺に行く。去年も行ったので先生も覚えていて下さる。

同級生の隣に座り、足の痺れ眠気と闘った甲斐あって休憩時にはおいしいほうじ茶とお菓子で昔の話をする。彼岸のやんわりした忙しさは心地好い。母の実家近くのおばさんは90歳と聞くが電動車でいらっしゃったらしい、「あらー、ゆっこちゃんまた来てくれてたのー!まぁー〜!」といっぱい褒めてもらった!ルンルン!さらに高くしてもらったサドルの自転車で坂道もなんのその(?)でもなく必死に漕いで帰って来た。

帰り着くと玄関に鍵がかかっている、散歩に行ったのだろうと思い込み墓へ、居なくて踏切方面へ、見つからない、もしやと玄関を叩いてみると返事があった。昼寝だった。もう相撲もないのでテレビはつけず早めにお経をあげている、読経の後また寝ようとするので踏切方面へ散歩、少し足を伸ばして田の畦道を登って踏切に出て一周する。

帰り着くと「さぁ、なんまんさんして」とまたお経をあげる、諳んじているので母の万感こもるものがストレートに伝わる。祖父母、祖母の妹、父、伯父、叔父、伯母など仏壇の写真にありがとうと言っている。私は何も言わず味噌汁を温める。少しずつ変化しているのだ。もちろん母だけではない、人の通る道ではあるが今日はいつになくじーんと来る。

染井吉野も少しずつ花びらが多くなっている。

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家の前、川土手の染井吉野(3/23・月曜日・朝)