短歌:<好日>2019/6月号
ひかりふるふる// 春耕のひかり降る降るじいさまと牛はどこまで、ひかりふるふる// 近寄ってしゃがんでじっと見ていたい光の中のむらさきなばな// はなびらを水面(みなも)に乗せて神田川ゆるゆるゆらゆら一本の帯// 生ぬる… もっと読む 短歌:2019/6月号
ひかりふるふる// 春耕のひかり降る降るじいさまと牛はどこまで、ひかりふるふる// 近寄ってしゃがんでじっと見ていたい光の中のむらさきなばな// はなびらを水面(みなも)に乗せて神田川ゆるゆるゆらゆら一本の帯// 生ぬる… もっと読む 短歌:2019/6月号
そういえばモームに『雨』があった。この原作の映画も見た。梅雨と言うより雨季の強い雨の印象がある。監督の名は覚えていない。 歌舞伎町?ジャズ喫茶の二階で、4、50人ほどでいっぱいになるような映画館だった。うろ覚えだけど、ま… もっと読む あめ・モーム『雨』
《 兄 》 ふるさとの日に輝けるさざれなみ訃報受けたる身のうちに生(あ)る さざなみを輝かすのは光です音です兄の死の知らせです 6首のう… もっと読む 短歌:「好日」2018年 4月号
【八月】 はじめてのその名ひびけばもういちど梅護寺珠数掛桜(ばいごじじゅずかけざくら)ふりむく 灯りつつ自らとける蝋燭がともらぬままにみぞおちにある 「静寂は酒のごとくに濃くなりゆく」魯迅先生質問がある 八… もっと読む 短歌:2017年8月号より
あ、ブルーコメッツが出る。朝、新聞で確認して12時過ぎて思い出し「徹子の部屋」を見る。美空ひばりがブルコメをバックに「真赤な太陽」を歌っている。正面しか見ていないのだが、声と口の開け方が立体的で後頭部の空間が分かる、伝わ… もっと読む 詠うこと、歌うこと、あがくもよきかな!
歌(短歌)があるから生きていられる。歌があるからここまで来られた。そう思いながら必死だったのはいつ頃までだったろうか。 生きることそのものだった短歌は、精神が安定すると面白いものとなったが…、余裕を持って言葉をより遠くよ… もっと読む 短歌とはなんぞや
好日十二月号より 海原をゆるやかにゆくいっそうの白き舟ありわたしはうたう 波打てる太古の海のいかばかり身にあるならむ海を見ている 鳩尾(みぞおち)を上下左右にひらくとき胸にいっしゅん十字架宿る 演奏会の余韻のなかに浮遊す… もっと読む 短歌〈海〉
十二月七日(月曜日)午後一時から三時まで、高田馬場の戸塚地域センターにて好日東京支社の歌会。今月は批評会はせずに、好日選集の合同歌集に出すものをそれぞれが持ってくることにしてあった。 2011年から2015年まで五年間の… もっと読む 短歌、自選する難しさ
今朝の東京新聞社会面にも「言葉の危機。言葉こそ民主主義の根幹」の見出しで掲載されている。参加者三百九十人とある。案内では定員三百名、早稲田大学大隈小講堂だったが、大講堂に変更されていた。十二月六日(日曜日)一時から、休憩… もっと読む 緊急シンポジウム「時代の危機と向き合う短歌」に参加して
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