『続・ペコロスの母に…』(4) 空を見つめる長さ重さ
「母が亡くなって」「空(そら)が空(から)の空間(くうかん)になり」「空空(あきぞら)が秋空(あきぞら)として」「身に心に染みる頃」と、最初の4コマにある。「母の死」を受容していく過程での、四方八方に行ってしまう心のどう… もっと読む 『続・ペコロスの母に…』(4) 空を見つめる長さ重さ
「母が亡くなって」「空(そら)が空(から)の空間(くうかん)になり」「空空(あきぞら)が秋空(あきぞら)として」「身に心に染みる頃」と、最初の4コマにある。「母の死」を受容していく過程での、四方八方に行ってしまう心のどう… もっと読む 『続・ペコロスの母に…』(4) 空を見つめる長さ重さ
「母はやおつった」で始まっている(「やおつる→ひっこす引っ越す」の註あり)。簡潔にして大きな空間をもつ言葉。感情を排し事実のみであるからこそこの空間に万感の思いが籠る。読者もまた然り。鷗外の「石炭をば早や積み果てつ」を思… もっと読む 『続・ペコロスの母に会いに行く』今朝の東京新聞
待ちに待った月曜日、何故ならば「続・ペコロスの母に会いに行く」の「みつえさん」に会える日。紙上では息して(息て)いらっしゃる。「何ば言うか」と返って来そうである。ファンとしては岡野氏の<一口エッセー>のようなるものが登場… もっと読む 月曜は「続・ペコロスの母…」
届くのが待ち遠しかった。さっそく漫画に直行。週一回の掲載と知る。どうかこの柔らかな深い詩的な眼差しを持つ、そして味わい深い絵、言葉、人間味溢れ、どこもかしこも懐かしい漫画をずっとずっと続けていただきたいと思う。 今日は不… もっと読む それでも「ペコロスの母に会い…」たくて東京新聞を・・・
詩的で静謐 『ペコロスの母に会いに行く』の「みつえさん」はもちろん著者の岡野氏とも面識がない。ならば何故、虫の知らせのように〈書かねば、書かねば〉の衝動があったのだろう。人の〈こころね〉の深さまた著者の感性にたまらなく惹… もっと読む 「ペコロスの母に…」(3)
2014年8月25日(月曜日)毎日新聞夕刊にて岡野光江様の訃報を知りました。 『ペコロスの母に会いに行く』に感動して、昨日今日全く個人的な感想を書いたばかりだったのに。悲しくて悲しくて涙が止まりません。 心よりご冥福をお… もっと読む 「ペコロスの母…」岡野光江様の訃報8/25(月)毎日新聞夕刊
『ペコロスの母に・・』の続き、認知症のわが母の悪態も著者の母君「みつえさん」とそっくり!そして自分の非を認めないところも。 「また親ばワルモノにするぅ なんば言うか」「知らん知らん また親ばワルモンにして…」… もっと読む 「ペコロスの母に…」(2)
「なんと人間的な!」 眼差しの柔らかさ、悲しみを内包する笑い、感性の良さが方言と相俟ってじんわり沁み入り、読み手は心地好い身体感覚を味わえる。 わがふるさと阿久根と言葉が近いせいか、まるで自分の母と一緒にいるような錯覚に… もっと読む 「ペコロスの母に会いに行く」の読後感