変化するにちにち

白居易「新豐折臂翁」(3)

新豊の臂(うで)を折りし翁 〉/

聞道雲南有濾水  雲南には濾水という川があって、/

椒花落時瘴煙起  山椒の花の散るころには川から毒気が立ちのぼり、/

大軍徒渉水如湯  大軍は歩いてこの川を渡るのだが、水は湯のように煮えていて、/

未過十人二三死  渡りきらないうちに十人のうち二、三人は死んでしまうんだそうだ。/

村南村北哭聲哀  村のあちこちで哀しい泣き声がきこえていたよ。/

兒別爺嬢夫別妻  それは、息子に別れる両親の泣き声、夫に別れる妻の泣き声だ。/

皆云前後征蠻者  みんなはこういっていた、これまで南蛮征伐に行った兵隊は、/

千萬人行無一廻  何千何万という数だが、一人も帰ってきた者はいないと。/

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「意訳」は駒田信二選『漢詩百選. 人生の哀感』世界文化社より。

(1)をアップしたのは 1/13 になっている。 この詩は何年も前から、時間を置いて繰り返し読んでいるが、溜息混じりにぽか〜んとする以外なにも考えられない。

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桜の木の虚からカエル?ヘビ?が頭を出しているよう。。。

鈴懸の実、鳥がいるのですが・・・