変化するにちにち

羽生結弦ノ「天と地と」

「SEIMEI」を大きく突き抜けている。動きが単純化されて深みが増した、表情も壁がない、生き方そのものが現れていると感じる。

これまでとは違う何かが見える。削ぎ落とされて残った〈核〉だろうか。

見ながら、共振してゆったりと居られる不思議な感覚の中で、集中しきってもう1回見る気力は残っていなかった。

演技だけでなく言葉も10代の頃から哲学的だったが、今回もその感じは変わらない。

浅田真央選手が真央ちゃんだった頃からすでに15年近くかそれ以上、毎年毎年、高揚感、「気力」を与えてもらっている、凄いことだ。