変化するにちにち

そろそろ枯れどき

これは何の葉でしょう。この間までまっすぐだったのが、今ほとんど葉が横たわって、倒れ(かけ)ています・・・彼岸花の葉です。

他の花が咲きはじめる春になると次第に枯れはじめる。天邪鬼と呼んでも、寧ろそれが誉め言葉であるかのようにぴったり嵌っている感じ。

なにしろ冬の葉の濃緑と彼岸花の赤は同質と思える強い「気」を纏う。少しずつ萎びていく様を、ここにたびたび来てじーっと見入ってしまうワタシッテ・・・と自分の嫌な内面も覗いてしまうけれど、それでもこの葉だけの彼岸花(なんだか変な言いかただけど)の引力に引き込まれる。

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東新宿のサンクンガーデンで歌の練習を30分くらいする。同じベンチに男の人が来たので声は出せない。失礼にならぬようにテキトーなところで切り上げて、カフェに行って本を読む。