歌う

千人の交響曲・解団式でのこと

マエストロの言葉はもちろん、合唱指揮の先生、そしてソリストひとりひとりの言葉が聞けることは明日からのエネルギーになる。

千人の交響曲が始まるときに文化センターの担当者から聞いたのは、マエストロが年々忙しくなっているので、素人の合唱団での契約は難しい、〈振り〉は今回で最後というものだった。

今回の解団式での去年と同じ担当者の話はだいたい以下の内容デアリマシタ。

「マエストロとも最後ですね・・・忙しいから・・・そこをなんとか・・・新宿文化センター合唱団のために一日だけ・・・とお願いして(あーじれったい!早く言ってー!)・・・という訳で来年も振っていただくことに(大拍手 & 大歓声・悲鳴に近い) なりました! 曲名についてはマエストロどうぞ!」

マエストロも心得たもので、むしろ焦らすのを楽しんでいる風。曲名をなかなか言ってくれない、奥歯に物が挟まり、歯に衣を着せ、じらしてじらしてようやく曲名が出る。

来年もコンサートあり!嬉しい! のだけど・・・また、死にものぐるいで頑張るのか、、、と正直なところしんどさもある。でもこのマエストロの指揮で歌えるのは豊饒。思案するまでもない。〈歌う〉を取る。