変化するにちにち, 歌う

揺らぎ

淡いのか濃いのかまだ一握りほどの影がある。「人生なんてそんなもん」〈影だけというのも光だけというのもありえない〉。……ではあるけど影が重い。

合唱の帰り道。通り抜けしている地下の、百段近くある階段を以前より楽に、息切れせずに上がれるようになった。息をめいっぱい強く吐きながら上る。「呼気は上昇のエネルギーです」。身体の空間が少しうまく作れるようになった?

合唱に行く前から喉がかすれた感じがあってお茶のせいかとずっと思っていた。今日気づいた。またまた洗剤。液体だったが洗濯機のお湯に入れたので、そのときに湯気をすこし吸い込んだ気がした、きっとそうだ。

今日もまだおかしいがひどくはない。昨夜歌えなかったことも洗剤のせいにしよう。

久しぶりの玄侑宗久氏、『やがて死ぬけしき』を読む(いつもの飛ばし読み)。落ち着いて影が薄らぐ、とそううまくはいかないけど。
彼の言葉づかいは、深いけど淡くやわらかい。。。

文化センターの近く、下の半地下も静かで空間がある