歌う

カルミナ・ブラーナ(11)彌勒忠史さん

カルミナ・ブラーナのソリスト、彌勒忠史(カウンターテナー)さんが練習会場に歌合わせに来てくださる。プロだから当たり前かもしれないが、〈内面〉で圧倒する。度肝を抜く表現力。

無駄な力がまったくない〈立ち姿〉、肩がすとんと下がっていて素人目にもそれとわかる。美しい。見てしまった者はあの身体に共振、感染してしまう。息づかいが感じられる最前列で、高い身体性の真髄を目の当たりにした。

シアワセ!ニミタサレテノカエリミチ、ワガカタモユルユルストントサガッテイタ、ニチガイナイ(キット、ネガワクバ)!

文化センターに練習会場の申し込みに行く朝、ミモザが咲いている。