変化するにちにち

光が変わる/新宿御苑へ①

光が濃くなっている。濁り、膨らみ、湿り気があって、それからそれから……言っても言っても言い尽くせない。1週間前とまったく違う、澄んだ繊細な光から、今は荒々しいものに思える。染井吉野が散った途端に、毎年のように光に夏を感じる、なぜなのか。不思議感のなかで光を体感する。

合唱団の練習会場の申込に行って、まっすぐ帰る気になれない。あまりにも天気が良い。2週間前の見残した感がくすぶっている新宿御苑にもう一度行ってみよう。関山と一葉が見たい。歩ける、お弁当を買って、急にるんるん♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪。。。

蕾のときにすでに強いエネルギーを感じた関山、濃い色でどこにいてもそれと分かる。一葉は淡い色だが、華やぎがある、そしてしたたか?その名に似合わず強そう。

関山

一葉

花に気品あり!と眺めていると、「これは何という名ですか」と知的そうなお嬢さんに聞かれる。普賢象では……?御苑で買った桜の本と睨めっこ。

御衣黄が好きで、わざわざ見に来たのだという。この近くにあります、と連れて行ってくださる。花びらに葉緑素があって緑色が混じっているのだそうな。黄桜、鬱金、御衣黄が三大黄桜(?)なのだと(聞き間違えていなければよいが)教えてくださる。

普賢象(かどうか、この木だけ名が書いてない)

普賢象

御衣黄

新宿御苑で4時間、光に浸った。光を浴びるとなぜ元気になるのだろう。今夜、スケートを見よう、浅田真央は出ないけど、羽生結弦だけでも。10年間、浅田真央のスケートを見る濃厚な時間とともにあったのだ、今にして気づく。