変化するにちにち

「天皇陛下のお言葉」の漢字

8月15日,黙祷のあとの、「天皇陛下のお言葉」にじーんと来てしまった。

新聞で今日読んでみても、「直前まで推敲を重ね」(東京新聞朝刊より)て生み出されるという言葉が静か、身体に染み入る。感慨に浸りながらぼんやり眺めていた。あ、「天」の字が違う。「天」の字が2種類ある。というより、写真の「天皇陛下のお言葉全文」の太文字の一ヶ所だけ特別な字だ。⬇️

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「天」の字が中国語と同じだ。つまり「一」より、「大」の横棒が長くなっている。天より人が偉大であることを意味すると、むかし聞いたことがあるが(単なる思い込みでないことを願う!)。

おそらく意図を持ってこの字が選ばれたのだと思う。古くは日本でも、この字が使われていたのだろうか?  新聞(写真)の「天」の字を見ながら、よい字だと素直に思える。

わがiPadでは中国語をピンイン入力しても、日本の漢字「天」になってしまう。