書いてはみたけど、本の名が思い出せなくて、今日図書館に行って、「樹くん」の文庫本3冊ひっぱり出して、これまた斜め読みで探してみた。『大人のいない国』内田樹、鷲田清一共著(文春文庫)(156頁)
二人の対談で内田氏が甲野善紀氏を語るところです。
「この人は、嫌なことがあると、『ああ、よかった、私はここで税金を払った』と思うようにしているんだそうです。物を失くしても、『ああ、これでひとつ《人生の税金》を払った。よかった、よかった』と思うんだそうです。いまひとつ嫌な思いをしたことで、将来に起こったかもしれない『もっと嫌なこと』を相殺している。」(武道家は武術家でした)
20日にここを読んで、21日にお気に入りの麻の羽織(のようなもの)を失くして、22日に聞いたかもしれない「もっと嫌なこと」と「相殺」できた不可思議を思っている。出逢いに感謝!
「和みのヨーガ」のガンダーリ先生の言葉を思い出す。
「無理に覚えようとしないでください、必要なことは自然に身体に入ってきます」