変化するにちにち

国会議事堂前(3)

山口二郎氏(法政大教授)のことに触れるのを忘れるところだった。東京新聞朝刊の〈本音のコラム〉に毎週日曜日に執筆され、歯に絹着せぬ物言いである。

途中で腰を下ろしていたので、樹に取りつけられた拡声器からの声に聞き入っていた。何人かの演説の後、爽やか?な声「山口二郎です」にはびっくり!おおおお先生も来てくださってるのか、顔が見たーい!と思ったが…でもでも人が多くて動けず。その舌鋒鋭さに、うんうんこんな感じ、今までの新聞の言葉と生の声が繋がり信頼が増す。

国会前での名のある人の演説はさすが濃縮されて短い。上野千鶴子氏は思ったより声が若い、よく通る。そして「行動する学生、若者が大勢ここにいるではないか…」と呼びかける、それは若者でなくとも「希望」として受け取れるものを含んでいた。