「ペコロスの母に会いに行く」, 変化するにちにち

「ペコロスの陽だまりの時間」あれこれ(2)

6月1日(東京新聞)、「みつえさん」登場!8コマのうち3コマほど。
施設のベッドで「ラジオの音ば小そうしてくれ」「天国のラジオの音ば」とペコロスに頼む。ラジオは「鳴っとらん」けれど、死が近いということだろうか。

「みつえさん」の顔が見られて、一言があっての月曜日である。
いつもの飲み屋で、「おばちゃんの耳も天国のラジオの音が聞こえとったりして」と言うペコロスの息子に「うんにゃ!ウチゃ地獄耳やけん」と返す「おばちゃん」のシャレは確かに気の利いたものだけど………、だけど…、「みつえさん」じゃないもんなぁ。
みつえさんの言葉は生き死にと関わって、毒があって、深いところに入り、そして味がある。
毎回少しでもいい、みつえさんの登場を願う。

短歌結社誌「好日」の繋がりで、南会津の只見へ行った。まだ感動が沈静化していなくて書くに至らない。思い出し思い出しして、少しずつ言葉にしていきたい。