ひとりずつ順番でお互い聞き合う。始まる前に一緒にお昼をと約束していた。ランチビールはぐっと我慢。「Waldesgespräch・森の対話」は手強いが歌ってみたい。物語性のあるものには強く惹かれる。シューマンの「異郷にて」「月夜」も蕩けるような音の世界だ。
友の番になって聞いている途中で雪が降り出した。2面の広い窓から見える黒々とした桜の木、樟を背に降っている。静かな風景を眺めながら歌を、その人の身体から湧き出る声を聞く満ち足りた時間。ときどき先生のフルボディのワイン香る声に酔う。
17:01 帰り道に写す。かなり解けていた。
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