胸がいっぱいで気力がないままだった。
2日前、コンビニ横のビルの奥に座り込んでいる人がある。後ろ姿だけど若そうだ。たぶん、このコロナの影響で住むところもお金も失った人。
そのような人を見てもいつも通り過ぎる、今までもそうしてきた。でもこういう時期、「自粛」の影響でこうならざるを得ないのだろうと気になる。
好日東京支社の山本雅子を思い出す。昔、彼女が取った咄嗟の行動を。〈年寄りが欲張って買ったのだけど多過ぎる。申し訳ないけど、この年寄りを助けると思って、もらっていただけないか〉というようなことを言って、彼女がたまたま持っていたサンドイッチを差し出した。
ちょっと離れたところでワタシは、何分か覚えていないが立ったままうろうろと長く迷った。
・・・・・・・30代くらいの人だった。
若い人たちが苦しんでいる・・・