変化するにちにち

養老孟司著『身体巡礼』(1)

今日初めてできたことが一つ、文字に色を付けられるようになった。ブログを始めてもうすぐ7年。7年目にして初めてできたのだ、バンザイ。

この本で、ここに書きたいことは別のことなのだけど、もう2週間以上うまく書けずに下書きのままにしてある。

毎日、新宿の箱根山界隈をうろうろしている。それは実家に帰り出してから、身の回りの自然に目が行くようになった、のではなくむしろ、そうしないと身体が持たないような感覚に近い。

2014年から、母の介護と称して故郷の鹿児島とを年3回往復するという「現代版参勤交代」をまるまる6年間続けて、思った以上にその影響の大きさを実感している。身体も精神も声までも大きく変化した気がする。

「現代版参勤交代」とは養老先生の言葉だ。彼の本『身体巡礼』を繰り返し読み続けていて、今日すっと身体に入り込んできた。まさにこれ。。。

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未来都市の設計では、やはり墓場を中心に置くべきである。言葉を尽くして説いても、意識は動かない。[…]いつの間にか寝込んで、いつの間にか目が覚める。いつの間にか物心がついて、いつの間にか死んでいるはずである。[…] 

森に出かけて外部の自然に影響され、墓場に出かけて「内部の自然」に目を向けざるを得なくする。それが現代生活に対する、最良の治療薬かもしれない。私は五十年以上前に医師免許を取ったペーパードクター、つまりヤブ医だから、べつになんの保証もしませんけどね。(194頁)

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鈴懸の木を見上げる

〈森の径〉を下って来るとここで大きく左に曲がっている。坂を上がると大久保通りに出る。

シャクナゲ(石楠花)、たぶん、、、

枯れていく彼岸花の葉