歌う

レッスン(26)たっぷりのびやかに

〈ちょっと歌ってくるねー〉と朝、レッスンに出かける。

先生のピアノのある部屋に入った途端に〈あーきもちいいー〉となる。毎回、両手を大きく広げて大欠伸が出てくるような開放感がやってくる。

朝日の中の澄んだ禅寺のような空気とソファーがあって、〈のびやかー〉になる。〈のびやかー〉に歌えたらどんなにいいだろう。とは思っても強く固執はしない。

身体の使いかたにかかっている。ここは時間をかけてじっくり(と最近は思えるようになった)。

子音を利用してブレスをもう少しスムーズに、アクセントの位置、この音でからだの準備、前に前に、深く深く、NもLも歌うように・・・

できてもできなくても、先生のところで解放されたカラダは〈のびやかー〉になって帰ってくる。

・・・ヒトツヒトツテイネイニカクジツニ・・・職人のように。頭では分かっていてもできないものは身体に記憶してもらう→自分に言い聞かす。

3曲の歌う順も決まった。曲順を決めるのって、今の身体の状態などをはじめ、四方八方に考えを巡らせて決めていくものなのだと初めて知る。

大切な大切な、、、たいせつな曲と詩。。。

・・・・・

こんなところから生まれている