歌う

「壁」も楽しみたい

火曜日の「ドイツレクイエム」、水曜日には「ベルシャザルの饗宴」も始まりフツーの日常に戻る。29日はいよいよコンサート。

そして3月には、なかなか合流できないグループレッスン「水曜会」のメンバー5人でのアフタヌーンコンサートがある。

目標(のようなもの)が今年は、核になるようなこれといったものがものが見えない。発声の安定を核にできる限り〈ふくよか〉に膨らんで行けたらが今のところ理想。

自分の遅々とした歩みなど当然と思わせてくれるのがフィギュアスケート。あれだけ(見てはいないが)1日何時間も練習して、直前まで入念に身体の確認をしている。それでも失敗するのだ。

去年12月4日のプレコンでは、〈あれ、こんなはずではない、声が前から出すぎている〉、歌いながらそんなことを考えて表現どころではないようなお粗末ぶりと今にして思う。

しかし去年3月、初めてのソロではそういうことさえ感じられなかった。そして、あの時の身体にはもう戻ることはない、卒業したと体感する。

身体のことを表現するのが最近は難しく感じる。感覚として日に日に変化、進化、深化(と言いたい)している実感はあるのだけど。

〈のたうちまわり〉はしないけど、一歩前進の前触れと思って、「壁」も楽しみたい。