文京区の森鷗外記念館へ。歌を詠む女4人、朝10時、千駄木駅に集まる。
女たちはかがやく真珠。核である傷の痛みで分泌物を出しながらかがやきを増していく真珠、いとおしい真珠(ハイワタシモフクミマス)。
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「石炭をば早や積み果てつ」。大昔?放送大学で『舞姫』の講座があった気がする。。。
このたった11文字が海の表面で、その下に暗黒の海底を感じる。
館内の映像で平野啓一郎が、鷗外には諦観が通奏低音としてある言っていた。さらに一語を付け加えるなら、〈清廉〉だろうか。
諦観、諦念、ニュアンスの違いをあれこれ巡りきりがない。
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