博多までの往復の新幹線で読んだ、安冨歩氏(共著)の『親鸞ルネサンス』。
2013年5月に築地本願寺であった講演を聞きに行き、講演の後にサイン会をやるというので、〈読みたい!〉ではなく、流れに乗じて買った本だ。
サイン(おおらかな、流れるような字)もいただいたのだけど、その時の印象はふてぶてしい、ストレスが溜まっているような表情で、印象は良くなかった。
今考えると、これはストレスを溜め込んでいた自分の先入観に他ならないのだが当時はそういうことがわかろうはずもない。
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本の「はじめに」からの抄出です
人間、というより生命は、誰かに寄りかかることなしには生きられません。多くの人に寄りかかることのできる人が、自立した人なのです。誰かに寄りかかることは悪だと思い込んでしまうと、寄りかかる先が減ってしまい、その結果、自立するのではなく、隷属してしまいます。(5頁)
いつ頃だったか(1年前だった気もするし、2年前だったかもしれない)、〈女装したら楽になった〉と東京新聞のインタビュー記事を読んだ。その時はまだ、ふ〜ん程度だった。が、
参議院選挙中やその後、ユーチューブで見た彼(彼女)は別人、名も「やすとみあゆむ」さんから「やすとみあゆみ」さんに変えていて、あれ?と一瞬思ったが、髪型や服など女性の格好のほうが魅力的だし、今のほうがイキイキしている。
彼女自身が〈気持ちよい〉と感じる生き方、それが伝わってくるのだろう。
本の〈帯〉はなぜか嫌いで、読むときには外すか捨てるかするのだけど残っていたということは読まなかったことの裏付け。
新幹線でつまみ食いするように2回読み返したが、わからなくても、「何かすごいこと」が伝わる。
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