この原稿用紙をあげたらもしかして喜んでもらえるかもしれない。漱石山房へ買いに行く。19字詰10行のもの。
「此原稿紙を拵らへた時に、新聞が十九字詰であったからである」と漱石の言葉が付いている。
庭に芭蕉の花が咲いていた。「芭蕉布」を聞いていたので、花を見たかった。関口芭蕉庵にしかないだろうと思っていたが計らずも出合う。
庭を掃いておられた方に聞くと、花が咲いたら木は枯れて終わってしまうとのことだった。
漱石等身大。ここだけは写真OKのようだ
原稿用紙を印刷したTシャツ。「文学を着て町へ出よう」
ここでの写真は横には撮れない。飲食のチェーン店があって不釣り合いになる。
帰り道、早稲田小学校前を歩いていたら、青年にシャッターを押してくださいと流暢な日本語で頼まれた。韓国の人ですかと聞いてみる。
学校を背にピースのサインをする姿を、早稲田小学校の名が入るようにしっかりと撮ってさしあげる。
小さいころこの辺りに住んでいて17年ぶりに来たとのこと、懐かしいと感慨深げ。聞いていて嬉しくなる。
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