変化するにちにち

平成最期の月に(1)

白川静先生の言葉。

ねがわくは【平】も【成】も、その字の初義のままに、【平】は手斧の素朴さを、【成】は神かけて祈るつつましさを、いつまでも保ちつづけてほしい。

これらの字を、再び戦争のための字に用いることのないようにねがうのである。(平成元年八月・新元号雑感)

ツイッター@sizukashirakawa(現在はありません)、2016年8月31日より


岡野弘彦氏の百首「美しく愛(かな)しき日本」が、平成23年(2011年)雑誌『短歌』6月号に載った。どれだけ励みになったことか。

言葉、とりわけ「うた」が、力になることを体験した。

ドナルド・キーン氏。東京新聞(3/31)に「ドナルド・キーンの東京下町日記」の最終回が掲載されている。2012年の大変なときに日本国籍を取られた。灰色一色のなかで心もどんよりした状態の時に、氏の一穂に安らぎを覚えた。

箱根山と戸山教会

箱根山

きづくきづかない幹に花

かぜのしわざ