恵比寿でピアノ合わせをする日。〈松風庵主〉の言葉のプレゼントを覗いてみる。
「帆船が雨中を下りゆく。導く者の妙技にて困難を乗り切る」
いいではないか!救いの手に見えてくる。
音大出身の歌姫がアドヴァイスしてくれる。〈もっと歌って、私を出してもよいのでは〉と。〈聞き合って掛け合いを楽しむ、それで弾き方も歌も変わる〉とピアニスト。温かい。
余裕というものが欲しい。喉から手が出るほど。
2回目、歌の途中で歌姫がつつきまた突く。リラックス!自由に!ということらしい。最後は「声が変わったね」「うん変わった」と2人に言われる。これって〈愛〉だ!
変わったかどうかは定かではないが、結果はどうであれ歌うときは自分であらねば。〈ちゃんと歌う〉って可もなく不可もない、楽しむに限る!とエラソーに豪語して鼓舞する。
「導く者の妙技」を得て、壁がすこ〜しずつ低くなって、精神がより自由になった心地。妙技は愛かぁ・・・
水場は流れの音があっていい。男の子が意を決して?跳んだ。一度跳べると2度3度と嬉しそうに繰り返していた。気持ちは同じ、エールを贈るよ!
「なこかいとぼかいなこよっかひっとべ!」(泣こうか飛ぼうか泣くぐらいなら飛んでしまえ!)
最初はこの心境だったが、「導く者の妙技にて」「雨中を下りゆく」「帆船」に安心感が生まれる。
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