詠う(短歌)

短歌 :「好日」’18年8月号より

            《 山川 》

《 山川のながれに素足ひたしつつ水より生える人体となる 》

《 海に向く椅子に腰かけ見つめいる海にある文字(もんじ)母、波高し 》

《あじさいを切る花ばさみその音は陶苑の澄む水に似ている 》

《 見守りを兼ねる配達弁当の蓋あけて母は夕餉のころか 》

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2,3首目、改作して2首削除、何とか4首。