塩と茶器の色、この出会いが美しい。中身は甑列島の「こしきの塩」、川内駅の「駅市」に置いてあって昔の味がする。茶器は200 ccも入らぬような小さいもの、形が気に入って中国で買ったもの。
夫の中国の姉が値切って値切って!さらに負けさせて確か半額以下だった。〈もともと高いのだから出来るだけ値切る〉のだそうな。言葉のやり取りは、まるで喧嘩に聞こえる、が、かけひきを楽しむ文化だろう。討価還価、讨价还价(tao3 jia4 huan2 jia4)と言うらしい。
格調ある日本語を話されることで有名だった陳真先生。むかしむかしラジオ中国語講座で、「中国では是非、讨价还价を楽しんでください」とおっしゃった。美しい声が聞こえる。
壽官窯の長柄急須を買って以来、この茶器は使わず把手をフックに掛けて飾っていたが、思いついてこれに塩を入れてみた、いい組み合わせ! 塩のザラザラだけでなくキラキラ感を出したかったが残念。
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