100人に満たない人数でよく歌っていた。指揮者近藤直子氏の弾む後ろ姿を見るのも気持ちよいもの、見る聞く両方を楽しんだ。ラターの曲はどことなく懐かしさ漂うところもあった。
〈Pie Jesu 〉は特別にソプラノソロのために作ったというだけあって、ソロ坂本知亜紀の芳醇な赤ワインの声を生かしている。〈柔らかに音と一体化する声が、むしろこの旋律を輝かす〉と言うほうが相応しいだろう。どうしたらこのような声が生まれるのだろう。
一緒にレッスンに行っている仲間と、高揚感に浸りながら溜息まじりりのティータイム、至福のひととき。
一週間後、いよいよ南沢コーラスの演奏会だ。
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