歌う

レッスン(4)糾える縄の如し

レッスンが終わって、「これは?」と勧められた曲が、どこか懐かしい、聞き覚えがある、でも分からない。帰ってきてネット検索。

ああ、あの映画!「眺めのいい部屋」、30年近く前に見た。その映画のなかの曲。プッチーニ「わたしのお父さん」は知っていたけど、もうひとつあったとは。「ドレッタの美しい夢」。濃くていい曲だ、短いのもいい。

アセテハイルガサンジュウネンマエノショウシンガジーントヨミガエル。
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3ヶ月ぶりのレッスンだった。6月末に介護から帰ってきて、さあレッスン!という気力を今回は絞り出せなかった。「スザンナのアリア」(フィガロの結婚)をずっと練習していた。小川の流れ、そよ風。空気の匂い、花、草の匂いに満ちて大きな空間のある気持ちのよい曲だ。

午後は高揚感で歌いたい気持ち、は、抑えて、夜のカルミナブラーナのために温存。

カラダガカクジツニヘンカシテイルコトヲジッカン。
身体と言葉は糾える縄の如し。