気力を振り絞ってでもないが、レッスンに行ってよかった。しっかり歌えるはずなどない。歌えていない、まだまだであることが今まで以上によく分かり溜息まじり。これが今の力だと受け止めて必要以上に凹まない。
先生の言葉に沿って身体が動いたときの息の心地好さ。尾骨が感じられて、その深さの心地よさは日常でも味わったことのないもの。「足裏まで下ろす」のとは質の違うものかと思う。
歌そのものよりも呼吸の醍醐味に触れられた気がする。尾骨へのぼんやりとした今までの意識に、タイミングよく先生の言葉が飛び込んで明確になったのだ。
内田樹の「身体を割る」が少しずつ、より細分化されていくような感じ。同時に、息の流れや空間の大変さ(奥深さ)などもやって来た。これ以上考えると憂鬱の域まで達してしまいそう。
コウイウトキハ浅田真央、羽生結弦ヲソウゾウシテケッシテヘコタレナイコト!