変化するにちにち

ドビュッシーを歌ってみる

1ロマンス、2 鐘 (ドビュッシー「二つのロマンス」より)の二曲。詩が、旋律がいい、曲が短いという理由だけで、怖いもの知らずで選んだ曲。どちらも大切な曲になるに違いない。

レッスンでは先生が、ロマン派以降の詩は解釈を読み手に任せるところがあるなど話してくださる。東洋への憧れや日本の影響もあるのだと。音楽以外の話の豊かさ。自分のレッスンが終わって、一緒に来た人の歌声をゆったりと聞く至福のとき。
「人の声っていいね」と言う「あなたの声っていいね」。

少しでも歌詞を覚えるために、歩きながら繰り返す言葉が心地よく身に入ってくる。新鮮な言葉に出逢って穏やかで不思議な感覚。

気に入った曲のお陰で、フランス語にも少しは(ほんとうにほんの少し)慣れて声に出せるようになった。縁があったのか新しく入った合唱団で10日(日曜日)、フォーレの「ラシーヌ讃歌」を歌う(東京都合唱祭)。暗譜のための猛練習も愉しい。