変化するにちにち

一年中咳をしている、もう何十年も(山のなか育ちなのに)。これでよく歌っていられると思うのはひどくなった時のみで普段はさほど気にはならない。

喘息?と聞かれたり(そこまで大変ではない)、咳喘息というもんじゃないの?と病名を探してくれる人もいたりする。ひどくなりそうな時は、生のまま発酵させて作るという十薬(どくだみ)に黒砂糖と梅のみで作られたお酒を飲む。特効薬のように効く時もある、それほど効果がなかったりもする。

実際は咳が止んだように思えると飲むのを止めてしまうのでよくは分からない。お酒の名は「十黒梅」(宣伝費はいただいていません)。

ここ何日かはいつもと質の違う咳、出始めると止まらない。喉はまったく痛くない、が、何か胸ではなく、鳩尾の上のあたりに固まりがあって、それが体の外に出たがっているような感覚。

今朝の合唱では歌えたがゴホンゴホンどころではなかった。咳が出たら必ず(と言っていいほど)おまけが付く、くしゃみだ。1.2回ではなく4回5回と続いたり。

好きなことをしているのに疲れ?こういうことを考え始めるとだんだん気持ちが萎えていく。明日はヴェルディ「レクイエム」の練習日。少しは気力が戻るかな?

そういえば昔に作った短歌があった。

◯わたくしはよく咳が出る咳にして出さねばならぬもの何かある

ゲシュタルト療法で言う「身体症状は自分自身へのメッセージ」であるかどうかは分からない。でもでも、ゲシュタルト療法というものを知る何年も前に詠んだ歌だ。直感のようなものだろうか?

書いているうちに元気になって来た。決してビールを飲んだからではない。