変化するにちにち

李白のすもも!

《ここにいま李(すもも)の花に出会いたり李(り)の文字すもも李白のすもも》
好日2001年7月号

27日の新江戸川公園の続き。見つけずにおくものかと執拗に探していた歌が見つかった。2001年の歌、15年も経っていたのだ。木だけかと思っていたが花まで見ていたとは。人の記憶のなんという曖昧さ。思い込み激しい者(ハイ!)は要注意。これでようやく落ち着く。

新江戸川公園に確認の電話をする。先週お聞きしたことを覚えていてくださる(執拗に食らいついたのかも)。「ある限りの資料を調べたのですが…、」資料にもないとおっしゃる。「 それでなんですが、あの……、近くの芭蕉庵にですね、電話で確認をしたのですが、スモモの木があるそうなんですが… 」 言いにくそうに教えてくださる。

謝って、お礼を申し上げる。芭蕉庵と勘違いしたのかもしれない。だんだんだんだん芭蕉庵だったような気がしてくる、このいい加減さ。ワレナガラオソロシイ。

《雪解けの季節三月音の春    路面電車は神田川をわたる》
同2005年5月号