変化するにちにち

親子ラジオ放送(3)

親子ラジオ放送の内容を下書きのまま公開にしてしまっていた。昨日からヘマばかりやっている。放送は地区の区長さんがやっている。昔の農協、今は「Aマート」の特売日の案内もしている。

隠れ念仏の名残
「・・・様宅にいらっしゃる仏様の『こうま』のお彼岸法要(『お彼岸のお勤め』と二回目の放送で言っていた)を……いたします」との放送。母が「隠れ念仏」の名残だという。以前書いたけれど、薩摩藩の念仏禁止令が出ていた時代に、見つからないようにする為に、仏様を預かる家を1年毎に移動してそこに集まってこっそり拝んでいたらしい。高齢化、過疎化で預かり手がなく、ここの地区はもう何年も同じお宅にいらっしゃるのだという。

見知らぬ人にも挨拶
車であっても、顔は見えなくても頭だけは下げる、身を守るためだろう。自転車を修理に出しているので歩いて郵便局やAマート(納豆、豆腐を除けば野菜もぱっとしない)に片道20分ほど、のんびり。歩く人は私くらい、みな車だ。

雨の中を傘なしで自転車に乗った見知らぬおじいさんが「雨じゃっどぉー」(雨ですよー)と振り向いて声かけて行ってくれた。私もにっこり返す。この地区は中学生高校生も見知らぬ私に皆挨拶をしてくれる。地区に住んでいる人同士は顔見知りなのだ。そういえば小さいころから誰でも見知らぬ人にも挨拶をしていた。自転車で移動するお寺のお坊さんにも。父母は知り合いだろうと漠然と思い、あそこの子は挨拶をしないと言われるのではという不安もあった。

リュックを背負って坂道を上り、踏切を渡るともう家は目の前。なんだかんだで2時間半。今度は道の駅まで足を伸ばそう。

のんびりのんびり
母がデイサービスに行く日は川の流れの音を聞いて、歌ったり、体が緩んでいるせいか呼吸が楽で声も深くまた響く。
夕方になり木の葉が大きく風に揺れるのが見え、音が聞こえる。自然の変化を感じ取れる暮らしが心地よい。