短歌:2022-2《息》
息を呼(は)き息を吸う身体 わたくしのものにはあらぬものが支える/ 賜物のような空気を身体にとりこめば言葉、歌声となる/ 息を呼(は)き息を吸いして生きているからだは母というもの恋し/ 目の前の家… もっと読む 短歌:2022-2《息》
息を呼(は)き息を吸う身体 わたくしのものにはあらぬものが支える/ 賜物のような空気を身体にとりこめば言葉、歌声となる/ 息を呼(は)き息を吸いして生きているからだは母というもの恋し/ 目の前の家… もっと読む 短歌:2022-2《息》
《 一行 》 2020年八月六日朝刊の一面に見えず広島のこと // コロナ禍で面会できない一行を忘れては苦しむ母かもしれず // 上を向いて歩こう涙こぼれてもいいから上を向いて歩こう // 八月を目… もっと読む 短歌:好日2020年10月号より
《 括弧(かっこ)を外す 》 一枚といえども異物マスクしていったん吐いた息を吸い込む// 歌舞伎町でもし働いているとしたら、「夜の街」から「」(かっこ)を外す// むりやりに押しつけられたマスクにはあらねど愛しき空気を隔… もっと読む 短歌:好日2020年9月号より
この春を死無型転無憂医流水(シンガタコロナウイルス)と書きて「自粛」を私より消す// 「面会の禁止」つづけど夏帽子かぶれば母と語らう心地す// さまざまの形のマスク生まれるは「まだ生きたい」という意思表示// 信号を待… もっと読む 短歌:2020-8マスクを外す
歌いながら周囲との声の混ざり具合がほとんど確認できないと感じる。 はっきりしないがたぶんワタシの個人的なものだろう。楽に歌えるマスクであっても異物だ、からだ中が拒絶しているような強い違和感がある。 一方で、からだへの信頼… もっと読む 😷マスクへの拒絶感😫
長崎原爆忌。東京新聞朝刊に谷川俊太郎の「平和」と題する詩が載っていました。33行のうちの冒頭の5行だけを載せました。 平和 平和 それは空気のように あたりまえなものだ それを願う必要はない ただそれを呼吸していればいい… もっと読む 8月9日「呼吸して」
ザラザラしていて硬く不快感がある紙マスク、ではなく不織布とあるからには布?ではあっても暑くなるこれからが思いやられる。 見ると三重になっている。その2枚を注意深く切り取って1枚にする。1度目は穴をあけてしまって失敗( ̄O… もっと読む しずかに手仕事
2020年マスクをつけて砂のような煙のような息吐いている// 桜蕊(さくらしべ)落ちて地にあり三月に見上げいてそこに見えざりしもの// わが生める歌にはあらず いただける身を成す水の華でこそあれ// 十五分歩けば漱石山房… もっと読む 短歌:2020-6〈水の華〉