⬆️ 出版年(左から2015年、2018年、2021年)
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川井弘子氏のこの本は、前に出された2冊に増して、言葉に柔軟性がある。
「そうそう、脊椎の前後だけでなく、環椎の中に十字靱帯があるのは、歌うときにも何とも心強いことではないでしょうか」、全体的にこのような言い方が多い。
ああせよこうせよではなくて、「心強い」ですねと言われると、ふっと思い出して修正できると思わせてくれる。また、「からだ」をより遠くから見られる余裕を与えてくれそうな気がする。
どんなに小さいことでも知ると〈迷いを減らせる〉、これって歌う心にすごくありがたい。
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11月の喉の不調をきっかけに、YouTubeでプロの歌手は勿論「ボイストレーナー」、「整体師」、「作業療法士」、お勧めとして出て来るもの等、人体に関するあらゆるものを手当たり次第に見た。
無いと思っていた「反り腰」、あ、ワタシにもある😮💨と気づき、、、
また状態化している首の凝り、固い、痛いと感じるところに、、、
こういう風に手を当てると脳と繋がりそう、と、とりあえず手を当ててみると、あっと思うことも幾度となくあって、、、
〈身体って賢い〉、ワタシも徐々に賢くなっている(?)❣️というような思い込み(大切❣️)までもたらしてくれる😊
更に、老いゆく「からだ」も気づきが多くなれば柔軟性や豊かさも膨らむ気がしてならない。歌う身体以前の、日々の生活での身体の変化を余裕をもって眺められそうな気もする。
歳をとることも楽しみ、決して極言ではなく、もう10年以上そう思っている(また変わるかも知れないが)、これはきっと身体とともに日々あるからと思っている。
川井弘子氏の本についてだったのにここに着地してしまった。書きながらぼんやり野口三千三氏の言葉が現れる。
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・・・野口三千三氏の言葉です・・・
《仮に専門家をよしとするならば、「からだ」と「ことば」に関しては、専門家も非専門家もない。なぜかというと「からだ」と「ことば」に精通することは、自分を知り、他者との関係をよりよいものに築く上で大切なことです。したがってすべての人が、「からだ」と「ことば」の専門家になることは、生きることを確実に豊かにしてくれると私は考えています。》羽鳥操著『野口体操』(ちくま文庫)より
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⬆️3冊とも借りたばかりで眺めている段階
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