⬆️小雨の日の土佐水木
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「わたしの歌」//
ひさかたのひかりの中にきらきらと兄弟が寄る兄の七回忌//
兄の忌に集まるわれら兄弟に残れる「時の光」濃くあれ//
落ちるなき玉の一雫(ひとしずく)身体を成すという水に混じりておらむ//
終点の筑波まで行けば病院に兄がいそうな気はもうしない//
歳月の日差しの中ですこしずつ人の不在の悲は褪せてゆく//
兄の忌の明くる朝(あした)のブラームス「わたしの歌」の鐘鳴り止まず//
※ 改作、又、順を入れ変えててあります。
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・トサミズキ
・い・き・て・い・る・
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