詠う(短歌)

忘れていた歌1首

木の幹に置くてのひらにざらざらの奥のふわふわの息が来ている //

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今日で7月が終わる。締めくくりにふさわしい言葉が何もない…、と思っていたところへ「好日」の8月号が届いた。

あ!歌が載っている。大会詠草用に出したものだが忘れていた。「息」は、歌う身体にはとくべつに不思議な存在だ。

近くの箱根山の下に幹の美しいクヌギ・櫟がある。クヌギの表面はざらざらしているのだけど何か整っている感じがする。触れたくなるのだ。

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⬇️2018年 箱根山のクヌギ・櫟