帰心切切//
戦没者墓苑へつづく葉桜のツクツクボウシヨクキタヨクキタ //
葉桜の蝉は祖父母の声となる戦没者墓苑にわたしが行く日 //
八月のむいかここのかすぎさって風たちはじむ帰心切切 //
「戦没者」からだに届いてこないから立ったり座ったり痒くなったり //
伯父が沈んでいるだろう海とつながって海水浴は皮膚がいやがる //
うなばらの夕日の下の海底の戦艦にいるはず、じいさまは拝む //
・・・・・
生きている実感があるなぜならば涙止まらず鼻呼吸できず //
帰心切切//
戦没者墓苑へつづく葉桜のツクツクボウシヨクキタヨクキタ //
葉桜の蝉は祖父母の声となる戦没者墓苑にわたしが行く日 //
八月のむいかここのかすぎさって風たちはじむ帰心切切 //
「戦没者」からだに届いてこないから立ったり座ったり痒くなったり //
伯父が沈んでいるだろう海とつながって海水浴は皮膚がいやがる //
うなばらの夕日の下の海底の戦艦にいるはず、じいさまは拝む //
・・・・・
生きている実感があるなぜならば涙止まらず鼻呼吸できず //