客席の空気の〈静けさ〉が、曲の最初から歌うほうに伝わる。歌いながら〈瞬時に現れる静寂〉、〈饗宴の狂騒〉など、びりびり身に入り込む。
解団式では、チェロ(聞けなくて残念だった)の三井静さん、バリトンの青山貴さんの話も聞けた。
マエストロは、「ベルシャザルの饗宴」は初めての演奏だったこと、マイナーで難しい曲をよく頑張ったこと、作曲家ウォルトンは、言葉や曲に非常に真摯に向きあっていること等々、他にも話をされたが、、、内容はもう覚えていません。
その後の副館長の話をどきどきして待つ。なぜならば、来年もまた同じマエストロと契約できました…と言ってくださるのではとの予感があった。団の仲間とも話していた。
やはり焦らし焦らししながらも(楽しんでおられる風)、期待どおり❣️どよめく歓声。また歌える❣️
ブリテン「戦争レクイエム」、因縁の曲だ。2011年3月12日(土曜日)に、この新宿文化センターでコンサート予定だったが、前日のあの大地震で中止になったのだ。
あの大震災から来年で10 年になる(このことは、マエストロご自身も言及されていて、心根の優しい方との印象を受ける)。
・・・最後に大切なこと・・・
本番前に事務局より、チケットの売れ行きのお知らせがあった。平日開催のコンサートにもかかわらず一千人以上のお客さんになったとのこと。
団員にはチケットのノルマはないが、多くの方に聞いてほしい、できるだけ協力したいとの思いは誰しもが持っている。合唱指揮の山神先生もあちこちで頑張って宣伝してくださっていた。
お運びくださった方々、ありがとうございました。来年も又どうぞよろしくお願いいたします。