詠う(短歌)

短歌:好日2019・7月号

ひかりともなう//

山川の流れに沿えるやまざくら水に乗るさま根に帰すごとし//

1輌目に置き忘れたる文庫本 小骨となりてまだ喉にある//

〈自らを苦しめたがるわたくしの物思い〉重いマラルメの思い//

その幹に目のような瘤ふたつある公孫樹の樹齢何百年か//

偉そうに天気予報を言い当てて天つ神など怒りはせぬか//

風なきに揺れているようなコスモスのゆらぎは纏足(てんそく)というを思わす//

神々が「音なふ」ときの高樟の万葉の音ひかりともなう//

・・・・・

とりあえず余裕ないまま、このまま出すことにします。数日後こっそり改作するかもしれません。

短歌については、本当は読んでくださる方の批評をいただきたいのですが、もしブログ上ではなくて、メールでご了承いただける方がありましたらご意見をお聞かせください。

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